子育て中の自分の時間

保育園に預けられない休日のランチ問題:ママのリフレッシュ時間を考える

ずいぶん昔のことになります。
友人とランチの約束をして待合せした時に、珍しく子どもを連れてきたことがありました。預ける場所に苦戦したようです。
私には子どもはいません。もちろん子育ての経験もないので、保育園とは無関係な日々を過ごしています。どちらかというと子どもが苦手で、いつも遠目で様子を伺っているようなタイプです。それでも、友人の子ども達と接する機会があり、ママさん達の大変さを痛感することがあります。
いつもは子どもと向き合い頑張ってるママさんにも自分の時間が必要です。友人と話をしてリフレッシュしたいこともあるでしょう。平日の働いている時間は保育園を利用できます。日曜日は保育園がやっていないため、誰かに預けなければいけません。しかし、どんなに早くに予定していても、それが出来ないこともあります。今回は一つのエピソードをもとに、その原因と解決について考えてみます。

事例|ランチに子どもを連れてきた


携帯電話が今ほど普及していなかった頃の話です、私は友人とランチの約束をしていたので、先に店に入って待っていました。久しぶりに会うこともあり、私はとても楽しみにしていたのです。
友人はいつも親や夫に子どもをあずけてくるので、今回もそのつもりでいました。しかし、彼女は子どもを連れてやってきたのです。
事情をきくと、その日はどうしても預けることが出来なかったと言います。
私はとても残念な気持ちになりました。
案の定、私たちが話す間も子どもは落ち着きがなく、隙があれば話に割って入ってきます。結局、会話に集中できないまま時間が過ぎていくだけ。
友人はとても申し訳なさそうにしてましたが、コレばかりは仕方ないです。彼女だって久しぶりにリフレッシュしたかったのですから。また改めて時間を合わせる約束だけしてお開きとなりました。

問題点 5つ

この状況での問題点は次の5つです。

  1. 子どもを預ける人や場所(保育園)がなかったこと
  2. 話したかったことが話せなかった
  3. 友人がリフレッシュできなかった。
  4. 子どもが来るのに適切な場所ではなかった。
  5. 先に子どもを預けられないことの連絡が無かった。

保育園が利用できる平日と異なり、日曜日の預け先の確保は難しいことが多いです。保育園が利用できる平日はママさん達にとって貴重な時間です。また休日も同様にサポートが必要だということを感じました。

問題の原因と解決

①子どもを預ける場所がなかった

随分前からの計画だったので、家族にサポートする気持ちがあれば実現したはずです。
きっと早くから友人は夫や母親などに打診していたはず。それを直前になって却下するなんて、子育ては自分に無関係とでも思ってるのでしょうか。母親はともかく夫に関しては、いったい何を考えているのかと客観的に思ってしまいます。
今なら、大手スーパーの中に託児所があったり、民間の一時預かり保育のサービスがあったり、いくつか方法は見つかるかもしれません。
残念ながら当時は、情報も今ほど多くなく、そのようなサービスを聞いたことはありませんでした。また、あったとしても高額で、利用するのは難しかったかもしれないですね。

②話したかったことが話せなかった

久しぶりに会うことになり、話したいことがたくさんありました。
しかし、子どもの登場で、子どもが主役になってしまったのです。この日のために時間を空けたこともあり残念な結果でした。
ちょっとぐらい子どもと一緒に過ごしたっていいんじゃないの?と、いう人もいますが、それは、そのつもりでいたときだけ。特に私は子供が苦手なのでそばに居るだけでその動きが気になり話に全く集中できないのです。これは子供のいる人といない人との違いなのかもしれません。

友人がリフレッシュできなかった。

いつもはママさんワーカーである友人にも、リフレッシュする時間が必要です。その時もいろいろとお話をすることで気分をリフレッシュさせるための時間でもありました。子供が一緒だったことでリフレッシュできませんでした。そして私が子供が苦手だということを知っているのでかなり気も使ったと思います。

④子どもが来るのに適切な場所ではなかった。

待合せしたのは、街中にあるカフェでした。静かに本を読んだり、会話を楽しんだりするそんな場所です。子どもがいるだけで騒がしくなってしまい、気を使うお店でした。
子どもに「静かにして」と言っても、それは難しいでしょう。それにそれはかわいそうです。だって、子どもはごく普通にしているだけなのですから。

⑤先に子どもを預けられないことの連絡が無かった


私と友人とのコミュニケーションが不足していました。前日迄に状況がわかっていれば、会う場所を変更することができました。たとえば、友人の自宅で会うなんてどうでしょう?子どもにとっては一番落ち着くし、友人にとっても安心かもしれません。他にも、子どもがいても問題のないお店も検討できたはずです。
そして、別の機会に延期する選択肢もあったのです。
携帯やスマートホンが普及していない当時は、「約束」の重要さが今とは違いました。
「いつ」と決まれば、そこに条件をあわせて守ることがとても大切。そして、それが難しい時には、早めに連絡することが、今以上に重要だったのです。

まとめ

今日は、友人が子どもをランチにつれてきたエピソードでした。その原因は預け先がなかったことです。友人とのおしゃべりする時間さえ、自由にならないママさんたちは、本当に大変だと思います。彼女たちにはリフレッシュできる時間が必要です。当時、保育園で子どもを見てもらえるのは平日の日中だけでした。土日の時間単位の保育園の利用ができれば、きっと違ったはず。今はいろんな施設やサービスがたくさんあるので、良い時代になったなぁと思っています。

葉瑠夏 著