こども誰でも通園制度

「こども誰でも通園制度」について考える

今日は新しい制度について調べてきました。子育て中のお母さんにとっては、少し嬉しい制度です。その名もなんと「こども誰でも通園制度」。
私にしては珍しくノート片手に頑張って書き留めましたので共有させてください。
先日、関西系の朝のテレビ番組で新しい制度「こども誰でも通園制度」について特集が組まれていました。この制度は、親がリフレッシュする時間を提供するために設けられたもので、1時間300円という低料金で利用できるのが特徴です。しかし、利用時間が月10時間までという制限があることや、備品や保育士の不足が問題として取り上げられていました。この記事では、こども誰でも通園制度の主な特徴と課題について詳しく説明します。

1.「 こども誰でも通園制度」とは

この制度は、大阪市で7月から、神戸市では6月から試験的に運用が始まりました。
目的は、親がリフレッシュするための時間をつくることです。
利用料金は1時間300円。ただし、月10時間までという制限があります。
この利用時間制限については、利用者から不満の声が上がっています。

神戸市での試験運営中に行われたアンケート調査結果です。

20時間以上を希望する人が25%、
30時間以上を希望する人が25%、
60時間以上を希望する人が50%

この結果から、多くの親がもっと長い時間の利用を望んでいることがわかります。

2. 備品の不足

次に問題となっているのが備品の不足です。
この制度を運営するための予算が不足しており、現場からは補助金の増額を求める声が上がっています。備品が十分に揃っていないことで、子どもたちが安全で快適に過ごせる環境が確保できないという問題がでているそうです。親としては、自分の子どもが安心して過ごせる場所であることが何よりも重要です。そのため、制度の運営には十分な備品の確保が必要なのです。

3. 保育士の不足

さらに深刻なのが保育士の不足です。神戸市では保育士の有効求人倍率が2.8倍と高く、保育士1人につき3つの求人がある状態です。これは、保育士の数が需要に対して大幅に不足していることを示しています。保育士の給料が低いため、若い人が保育士を目指さなくなっているという問題もあります。このため、子ども家庭庁が全国的に調査を行い、保育士の給料の改善や働く環境の整備を進めています。
資格を持っているが現在休職中の人に対して経済的なメリットを提供することで、再び保育士として働く意欲を引き出す施策も検討されています。

4. 利用時間の問題

最後に、利用時間の制限についてです。先に書いた通り、月10時間までという制限が利用者からの不満を招いています。実際に神戸市で行われたアンケートでは、20時間以上を希望する人が25%、30時間以上を希望する人が25%、60時間以上を希望する人が50%にのぼり、多くの親がもっと長い時間の利用を望んでいることがわかります。親がリフレッシュできる時間を提供するという制度の目的を考えると、月10時間という制限は不十分であり、利用者のニーズに応えるためには、利用時間をもう少し考えることが必要です。

5. この制度について思うこと

ここまでが番組を見てまとめた情報です。
私が客観的に感じたことですが、保育所に申込してないのに通園できるのだから、実際に申込してる人との差があって当然だと思うのです。ただ、一回に預けることができる時間をもう少し調節できるといいですよね。1時間だけだと、できることが限られてきますし2~3時間は欲しいところです。どちらにしても、普段は預かっていない子どもを預かる保育士さんは大変だと思います。また、番組では問題とされていませんでしたが、利用できる保育所の数がとても少ないのです。いざ、利用しようと思っても、その施設が遠方では、なかなか利用しにくいものです?駅前やショッピングモール内などに、この「こども誰でも通園制度」を利用できる保育所があると、短時間でも利用したい人は増えそうですね。いろんな課題がありますが、昔「こんな制度があればいいのに」と思ったことが1つひとつ現実化されていくのを感じます。

まとめ

こども誰でも通園制度は、親がリフレッシュするための時間を提供するという目的で設けられました。しかし、その目的を達成するためには、いくつかの課題もあります。備品や保育士の不足、そして利用時間の制限がその主な問題です。制度を多くの人が利用するようになるには、これらの課題を解決し、利用者のニーズに応えるための改善が必要です。親が安心して子どもを預けられる環境を整えることで、「こども誰でも通園制度」がより多くの家庭にとって役に立つ制度になりますように。

haruka_moon著