保育士さんに感謝した話し

保育園の恩恵と働くお母さんたちの声

保育園に関する記事を書くにあたり、すでに子育てを終えた働くお母さんたちにお話を伺いました。すべてのお母さんたちが口を揃えて言うのは、「保育園にとても助けられ、本当に感謝している」という言葉でした。

世間では保育園に関する問題や希望が多く聞かれますが、話を聞いてみると、お母さんたちが一番強く感じていたのは、保育士さんたちの存在の大きさです。「一番大変なのは保育士さんであり、そして一番考えてくれているのも保育士さん」とのこと。現在の自分たちがあるのは、当時、子どもたちを見ていてくれた保育士さんのおかげだと感謝の気持ちを語っていました。

 

最近では、コロナ禍での保育の難しさに直面し、たくさんの問題を抱えながらも保育士さんは頑張ってくれました。また、一部の勝手な保育士さんのせいで、他の人までが同じような目で見られたり、用心されたり。経営者の不正や怠慢による問題を被害者である保育士さんが世間から責められたり。気の毒なことがたくさん報道されていました。

しかし、働くお母さんは、ちゃんと見ています。多くの保育士さんは子どもたちと毎日向き合い、一緒に子育てをしてくれているのです。

私が驚いたのは、保育園の役目は単に子どもを預かるだけではなかったということです。子どもの成長過程において、オムツを外すといった大変な課題があります。話に聞くところ、このオムツを外すまでの流れは、働くお母さんんにとってはかなり大変なことだそうてす。その作業を保育園で子どもの様子を見ながらしてくれるというのです。これには、多くのお母さん達が感謝していました。また、お箸の持ち方や食事の仕方、ちょっとした作法など、忙しいお母さんたちに代わって教えてくれることも多いそうです。

全部、保育士さんがしてくれたから、子育てがとても楽だった。というお母さんももいました。働きながら子育てができたのは、保育士さんのおかげで感謝しかないと誰もが口を揃えていうのです。

感染症などのときには、保育所にあずけることができず本当に困ったそうです。病気のときにあずけるところもあるようですが、費用の面で問題があったのでしょうか、仕事を休んで対応した人が多かったです。今では堂々と休めるような空気がありますが、当時はなかなか厳しい目を向けられたのではないでしょうか。
子育てに関する制度化が進み、現在はとてもいい時代になりました。

お母さんたちは、初めて子どもを保育園に預けた時のことや、送り迎えのことなどを振り返りながら、「とても大変だった」「慣れてくると子どもが帰りたくないと言い出して困った」といったエピソードを話してくれました。
あるお母さんの子どもは、時間ギリギリに迎えにいくと帰るのを嫌がったそうです。理由がありました、それは、延長保育になるとパンと牛乳がでて、それを友達と食べるのが好きだったのです。お母さんは延長保育の費用を浮かせたくて必死に時間に間に合うように行くのですが、子どもにとっては迷惑だったようです。ちょっと微笑ましいですね。それ以外にも自転車での送り迎えや、保育園での思い出が次々と語られ、記録するのが大変でした。

子どもをいっぱい乗せたボックス(キャリーカー?)を引っ張る保育士さんを時々見かけます。昔は見かけなかった光景ですが、子どもたちには人気のようです。今回インタビューに答えてくださったお母さんの子どもが「私もあれに乗ってみたかった。」と言ってたそうです。確かに子ども心をつかんでいますよね。

彼女たちの話を聞いていると、たくさんの思い出が保育園との間にあることが感じられます。子どものいない私には全く知らない世界が広がっており、一見大変そうに見えるワーキングママの保育園との行き来が、実はとても鮮やかな思い出であることに気づかされました。さらに、彼女たちがその話を語ってくれた時の表情は、自信に満ちていて楽しそうなのです。

保育園、働く女性、そして会社。この見えない連携が、日々の生活を支えていることを改めて感じました。保育士さんたちの努力とお母さんたちの頑張り、そしてそれを支える職場環境が、子育ての大きな支えとなっているのです。

保育園の存在が、働くお母さんたちにとってどれほど重要であるか、改めて認識させられた今回のインタビューでした。子育て経験のない私が保育園に関する記事を書くことになったとき、実は「これは大変だ」と思いました。しかし、思い出いっぱいの優しいお母さんたちにお話を伺えて本当によかったです。彼女たちの声を通じて、保育士さんたちへの感謝の気持ちを知ることになり、これからも支え合っていくことの大切さを感じました。

haruka_moon著