保育所と幼稚園の違い

どちらに通わせる?保育園と幼稚園の違い!

どちらに通わせる?保育園と幼稚園の違い!

突然ですが皆様は、小学生になる前、どんな施設に通っていましたか?

「どんなと言われても…幼稚園じゃないの?」

そんな風に答える方が多いのではないかと、「私は」予想しております。

と申しますのも、私は、幼稚園を卒園してから小学校に入学したのですが、調べてみると、どうやら保育園を経て小学校に入るケースもあるそうなのです。

保育園というのは「幼稚園に入る前に必要なら入園する施設である」と、私が勝手に思い込んでいた為に、小学校入学直前まで保育園だったというケースも在り得るという事実に衝撃を受けました。

そうなりますと、とても気になることがあります。

小学校入学までに幼稚園に通うのと、保育園に通うのとどちらがいいのでしょうか?

今回は、幼稚園と保育園の違いを比較しながらどちらがいいか考えてみることにしましょう。

保育園と幼稚園とは

どちらに通わせる?保育園と幼稚園の違い!

小学校に入学するまでに入る施設は、保育園や幼稚園だけではなく、「認定こども園」、「院内保育所」、「企業型保育所」など調べれば調べるほど種類があります。

その中でどの施設がいいのかという答えは、当たり前ですがご家庭の状況によって変わります。

今回は、先ずメジャーな「幼稚園」と「保育園」を比べることによってどんな部分を比較していけばいいのかを考える練習をしましょう。

以下は、簡単な幼稚園と保育園の特徴です。

幼稚園

入園可能年齢:3~5歳
管轄:文部科学省の管轄で、教育を目的とする

⇒幼稚園によって音楽や運動、英語など施設によって力を入れている分野は様々であり、保育園と違って午前中からお昼までの4時間の保育時間が基本です。
⇒幼稚園によっては、給食が無い施設もあるので事前のチェックが必要です。

保育園

入可能年齢:0~5歳
管轄:厚生労働省の管轄で、児童の福祉施設である。

●認可保育園
⇒国の基準で定められた場所や施設、設備があり、所属する保育士全員に「保育士資格」が必要です。
⇒給食においては、専門の調理師が所属しております。
⇒入園する為のハードルが高く、「どれだけの保育性が必要か?」という保育点数を使って、入園の合否を審査します。

●認可外保育園
⇒国の認可基準を満たす必要はなく保育料やサービスの内容を自由に決めることができ、各都道府県知事からの承認を受けている施設です。従業員も3分の1以上が保育士か看護師の資格を持っていれば運営が可能となっております。
⇒給食は、ある施設もあれば、お弁当持参の施設もあるので下調べが必要です。
⇒認可保育園と違って入園基準が少なく、月の始めからも入ることが出来る施設が多いので、家庭の状況に合わせて入園しやすい施設です。

以上、幼稚園と保育園の特徴を簡単に挙げたつもりですが、簡単と言っても調べないと聞き慣れない言葉が多いような気がしますね。

次の項目では、実際に皆様が気になっているであろう要素を抜き出して幼稚園と保育園の比較してみましょう。

幼稚園と保育園のメリット

どちらに通わせる?保育園と幼稚園の違い!

次は、皆様が特に気になると思われる点を3つに分けて抜き出してみました。

①費用
⇒2019年10月より「幼児教育・保育の無償化」により幼稚園や保育園を利用する3~5歳の子供の「保育施設の利用料」が無償化されました。また、住民税非課税世帯については、0~2歳の保育料についても無償化されます。

そうなると、

「えっ!じゃあ、タダで施設に通わせることが出来るの?」

となりそうですが、あくまでもこの無償化は「利用料」のみなので、入園料や給食費、行事費、学用費などは別途掛かることになります。また、子供・子育て支援新制度の対象となっていない幼稚園は、無償化の金額が月額2.57万円までの上限があります。

このように制度や特徴を羅列されると分かりづらいですが、詰まるところ、自身で子供を通わせる施設を絞って、一つ一つの施設にいくら掛かるか確認をしないと実情は分からないということが本当のところになります。
世帯の収入や子供の状況によって条件が変わる施設もあるので、少し大変ですが、各施設の下調べをしましょう。

②入園審査、時期
●幼稚園:満3歳から入園可能で、一般的な4月入園に加えて、空きがあれば3歳になった時点で途中入園も可能です。特に入園条件はありません、

●認可保育園:0歳から入園可能ですが、一般的に10月から12月にかけて入園申込をする必要があり、親の就労証明書が必ず必要です。翌年の2~3月に結果が出ますが、「保育の必要性があるかどうか」という保育点数が低いと落ちてしまう可能性があります。

●認可保育園:0歳から入園可能で、親が「求職中」でも入園することが可能です。また、月の始めから入園可能な施設が多く、急を要する時などにはありがたい施設となっております。

③給食
●幼稚園:給食がある施設と無い施設がありますので、チェックが必要です。

●認可保育園:調理師に所属が義務付けられているので、基本的にはあります。

●認可外保育園:施設によって異なるので、幼稚園と同じくチェックが必要です。

以上、それぞれの施設を選ぶ基準として重要な点を絞って挙げてみましたが、どの要素を重点に置くかによって施設を選ぶか悩むことになりそうですね。

費用を気にするのか、子供の環境を気にするのか、仕事や生活との兼ね合いなど、様々な要素があると思います。

因みに筆者は、可能であれば幼稚園が良いと思っております。

理由としては、その方が子供にとって後に入学させる小学校に馴染みやすいのではないかと思うからです。

小学校自体が保護ではなく教育を目的としているので、教育を主な目的としている幼稚園の方が、子供が小学校に入った時に環境に馴染みやすいのではないかと推察しております。

と言いましても、施設によって特徴は様々なのでよく比較してから決断した方が良さそうですね。

まとめ

どちらに通わせる?保育園と幼稚園の違い!

以上、幼稚園と保育園の特徴を挙げて比較しましたが、皆様はどのようにお考えになるでしょうか?

勿論、幼稚園や保育園以外の施設もあるので調べる事は非常に多いですが、出来れば子供が楽しめるような環境で通わせてあげられるといいですよね。

ここで挙げた特徴は、まだほんのわずかに過ぎず、実際に子供が通ってみた時の保育士さんとの相性や、送迎用のバスはあるのか、給食が美味しいかなど細かい要素もあるので、可能であれば調べてみるとよいでしょう。

以上、幼稚園と保育園の違いでした。

diary.st著