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障害は特別ではない。過ごしやすい環境を作るためには。

今の時代、どの年代にも「気になる人」が多くなっています。

企業や学校などにも一人二人思い当たる人がいるかもしれません。

大人になれば自分である程度自覚できますし、小学生ぐらいからは、それぞれの症状に合わせた専門書などが多く出ています。

ただ、小さい子のうちは人それぞれ発達に個人差があったり、家庭の環境などがあるので、具体的対応が難しく医師の方からも、様子を見るという指示しか出せないことが多くあります。

それでも、保育園では集団生活を過ごしていかなければいけません。当然先生たちは、その子に合った対応を考えていかなければいけません。

目次

気になる子

その子が入園したときは2歳児でした。

2歳児は、成長の早い子・遅い子の差が大きく出始めるころなので、実際に障害なのか発達の遅れなのか判断が難しい時期です。

その子は、言葉の遅れや運動能力の遅れ的な所もあったのですが、一番気になったところは周りの人や物事に関心がなく、特定の事にしか興味を持たないようなところでした。

他の子は、周りの子たちと一緒に遊び始めたり、先生たちと遊んだりすることを楽しむようになってくる時期です。

そんな時期に、玩具で一人遊びを楽しむこともなく、絵本などに興味を持つような様子もありませんでした。

ただ、部屋の中を歩き回ったり、気になったことにずっと集中し続ける(床や壁に傷がある・シールがはがれかけている等)ことを繰り返していました。

当初は、先生たちのフォローがないと、集団行動の中にはなかなか入ることができないような状態でした。

マンツーマン

他の子たちと比べると、発達の程度としてほぼ1年の違いがありました。

その為、一人で行う活動だけでなく集団で行う活動の際も、園にいる間はほとんどマンツーマンで先生がついている状態でした。

その都度自分がやることを細かく声掛けしたり、できることを見つけ誉める言葉をかけたり、否定の言葉は使わないようにしたり、一日の流れを順番に絵にかいて視覚から理解できるようにする等、その子が居やすい場所を作れるように丁寧に接していきました。

数か月たち、少しづつ自分でできることは増えていきましたが、まだマンツーマンの介助でなければ集団で活動することは厳しい状態でした。

当然その間クラスには、ほかにも子供たちがたくさんいます。

マンツーマンで一人の先生がついてしまうと、残りの先生だけでほかの子たちを保育しなければいけません。

子どもたちに助けられた部分はありますが、それでもクラス運営はとても厳しい状態でした。

保育園では、子どもの月齢ごとに必要な保育士の人数が決まっています。

今の時代保育士は不足しているので、余裕のある保育ををするために、必要人数以上の保育士を雇うのはとても困難な状況です。

保育園で加配(気になる子につける人を雇うための人件費)をつけるためには、保護者と園の申請を行政が承認しなければなりませんでした。

協力

その子が3歳になる頃保護者の方から、週一で療育の方に通わせるのでその日は早いお迎えになりますという話がありました。

以前から面談等で、子どもに関して相談事や気になることは無いか聞いていましたが(判断が難しいので、直接的には聞けませんでした)、その時は「特にありません」との回答でした。

おそらくお家の方でも3歳までは様子を見ていたのではないかと思います。

成長が追い付いてきたこともあるのかもしれませんが、療育に通うようになってからできることも増えてきました。

身支度ができる・トイレに行ける・次の行動ができる・特定の他の子に興味を持つ・感情を出す等、家庭の協力もあり徐々にマンツーマンの介助が必要なくなってきていました。

ただそれでもほかの子には追い付いていないので、今後も家庭や療育施設との協力は必要になってきます。

過ごしやすい環境を作るために

親としては、自分の子供に障害があるかもしれないということは、誰も認めたくはないと思います。

発達が少し遅れているだけ、もう少し大きくなればほかの子と変わらなくなる、そのように考えてしまうことも理解できます。

ただ、そのために日々を過ごしづらくなっているのは子供たちかもしれません。

障害かどうかを相談することは恥ずかしいことではなく、病気になった人がお医者さんに診てもらう事と同じです。

今、大人になって生きづらいと感じている人が増えているそうです。

子どもが小さいうちからの親の決断が、今後の住みやすい環境を作れるかどうかのポイントなのかもしれません。

 

Hii3po4231著

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

  • Hii3po4231さん

    11記事目の投稿をして頂き有難うございます。

    それでは検収をさせて頂きます。

    今回の作品は、保育園に入園してきた2歳児になったばかりの幼児の気になる行動を保育園の先生方がどの様に対応をして頂いたかと言うお話です。

    その子が入園したときは2歳児でしたが、他の同じ歳の園児に比べて周りの人や物事に関心がなく、

    床や壁にある傷とかシールがはがれかけている等特定の事にしか興味を持たない様子なのです。

    それは先生たちのフォローがないと、集団行動の中にはなかなか入ることができない状態です。

    その子の年齢にしては発達の程度は1年下くらいの違いがありました。

    そのため園にいる間はほとんどマンツーマンで先生がついている状態になってしまいます。

    それでも先生方は、その子のために出来る事を見つけ誉める言葉をかけたり否定の言葉は使わないようにしてあげました。

    更に一日の流れを順番に絵にかいて視覚から理解できるようにして、その子が居やすい場所を作れるように丁寧に接していきました。

    しかしマンツーマンで先生がついている状態は、保育園の運営上先生方の苦労も大変厳しい状態になっていきました。

    保育園としては、必要人数以上の保育士を雇う事は到底出来ない事なのです。

    そんな状況を親御さんは察してはいなかったでしょう。

    おそらくお家の方でも子供が3歳になるまでは様子を見ていたかったのでしょうか!

    幸いその子が3歳になる頃保護者の方から、週一で療育の方に通わせるとの連絡を受けます。

    有り難い事に、やはり療育に通うようになって専門家の先生方の指導のもとその子ができることも増えてきました。

    更に徐々にマンツーマンの介助が必要なり他の子供達共上手く遊べるようになっていきます。

    幼児の頃は周りの大人に上手く伝える事が出来ません。

    保育園の先生方が今回のようにサポートをして頂く事で子供達がどれだけ多くの喜びを得る事が出来るかが分かる作品に成っています。

    大変素晴らしい内容の作品に成っています。

    有難うございます。

    今回も読者に多くの事を教えて頂き満足の行く記事になっています。

    それではこれにて検収を完了と致します。

    次回の投稿記事も楽しみにお待ち致します。

    井上保夫

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